発行:2015/3/16

Banana Piで作る

ミュージックプレーヤ

音楽データを共有しよう

 

序論

自作仲間のJN1NDK局から、ご本人のHPで紹介されているBanaPiを使ったMUSICサーバを頂いた。

 

説明: 説明: BananaPi1

理由は「BananaPi STD」版は「I2Sインターフェース」をサポートしていない為「BananaPi_Pro」版を買い直されたそうで、当方で有効に活用させて頂く事になった。

 

STD版とはいえ、初代RSPiより遥かに高スペックで、特にUSTA端子が有るのは、非常にありがたい。

 

頂いたものはCPU基板とOSインストール済みのSDカード、アダプタ、ケース一式である。

これにUSTA2.5インチ500GBHDDを取り付けて、家庭内LAN接続のNASとして音楽やそれ以外のデータ保管が可能となった。

 

DAC

DACは、以前に入手した秋月電子のPCM2704 DAC-KITを使用した。

 

BufferAMP@】

DAC出力のバッファアンプは、2SK-170の作動アンプを作成。

テスターで2SK-170IDssを選別したペアを作り差動アンプに仕上げた。

2SK30もテスタでIDssをはかり、L-ChRchの低電流値が出来るだけ同じになるようにした。

バラック状態で動作確認したところ、ノイズも無くゲインも丁度良かった。

 

BufferAMPA】

その後、やはり球に拘りたくなり手持ちの12AU7の差動アンプを試してみた。

しかし、使用したトランスの容量不足と、同一メーカ製のチューブもなかったので

複合管1本で足りるPG帰還で纏めた。

Gainはおよそ200K÷68K=2.9

 

 

【組立】

今回も、新たな部品は購入せず、あり合わせの部品で作ることとした。

電源トランスは、ブラウン管仕様の測定器から外したJUNK品である。

一次タップが2系統、二次側も2系統出力されているが、ヒータ用6.3V1系統のみ。

当初、差動AMPにすべく12AU72本点火させたところ5V付近までドロップダウンしてしまい、外体程の容量は取れない。

B電圧は180Vがセンター付きで2系統出力されている。

ブリッジ整流+リリップル除去回路で丁度250V出力している。

高圧の電解コンデンサは、デジカメのストロボユニットから外したチャージ用で80uF/300V耐圧の物をいくつか付けてみた。

テスト段階でハム音が気になり、ヒータ電源も直流点火とし、リップル除去にコンデンサを増やしてみたが、

パワーアンプを最大にした時に、かすかに聞こえるハム音が完全に取り切れなかった。

原因は恐らくトランスからの廻り込みのようである。

シールド付きソケットに交換すれば良いのだが、ソケット交換は面倒なので、このまま組んでしまう。

ケースも再利用品でトランスの高さと丁度同じ深さであった。

ここに、トランス、12AU7AKI_DAC基板を取り付けた。

頂いたBananaPi_MPDと同じ幅なので重ねられるサイズである。

フロントパネルに開いた穴がみっともないので、いずれぼろ隠しに何かつまみを付けようと思う。

トランスカバーが無く、裏側に1次タップがもろに出ているので、仮に絶縁テープで保護しているだけなので、むき出しのトランスタップと共にいずれ何とかしたい。

 

【感想】

出力ゲインはパワーアンプを完全ドライブできるようになり、更に

低域が大幅に伸びたように感じる。締まったベース音は聞いていて非常に心地いい。

 

初期のRS-Piでは、USB-HDDを繋いでみたがNASとしての使用は実用に耐えがたい遅さだったが

BananaPiでは、全くストレスを感じさせない。

PCからネットワーク経由で音楽ファイルを送信しても、通常のネットワークPCNAS間のデータ転送と全く変らない。

動作も非常に安定度している。

 

 

参照URL:

http://www.op316.com/tubes/pre/tc-pre.htm

http://www.n-mmra.net/audio/dac2/dac2.html

http://neax.sakura.ne.jp/tube/amp/amp2/

 

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