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序論 本機は、製作してから既に3年程経過し、埃を被っていが、最近BananaPi_MPDを貰いったのをきっかけに 本機の使途を模索中に、OSをVolumio2に入れ替えたので、改めて掲載する。 JN1NDK局が、詳細なオーディオ関連の実験製作記事を公開しており、RsPi MPDプレーヤに関する記事(Raspberry Piのいたずら)を拝見し、それまで放置していたRsPi(初代TypeB)を活用出来る絶好の機会を頂いた。 回路、OSやMPDインストール方法については、OMのHPに丁寧に記載されているので、割愛する。 OMの製作記事との主な相違点は、 @DAC(PCM2704)基板が、月間STREOの2013年1月号に付録を使用しRasPi基板と同一ケースに内蔵させ一体型とした。 A当初有線LANで使用していたが、無線USBドングルに変更。 使用したUSBドングルはPlanex社のGW-USEco300である。プラグインで即認識してくれた。 外部デバイスとしてUSBメモリやUSB-HDDをマウントさせ、Windows PCからネットワーク経由で音楽ファイル転送や共有を可能とさせた。 DAC基板 当時、秋月電子のDAC-KITが売り切れていたので仕方なく雑誌の付録を見かけたので購入したが問題の多い基板であることが判明。 基板の配置設計が悪いのかは判らないが、後日購入した同チップのAKI-DAC基板の方がはるかに良い音がした。 ・ノイズが多い。(HPアンプの方は特に酷い。VRを廻すと入力インピーダンス変化に因ってホワイトノイズが拡散するところがある。 =DAC出力に、簡単なフイルタとOPアンプでラインアンプとHPアンプが内蔵されており、OPアンプを取り替え、グレードアップが可能との触れ込みであったが、FET入力のOP-AMPに交換してもノイズ自体の減少には至らなかった。 電源をUSB供給から外部5V電源に変更したり、中間にフェライトコアを付けてみたりしが効課薄だった。 既にケース加工も終えてしまったので、このまま使うこととした。 2013年の雑誌発売後、月間STREOで本付録のDAC基板の活用コンテストがあったので、冷やかし半分で本機の写真を送ったところ、入選してしまった。 検証 RsPi_mpdをNASとして使用するには、CPUの負荷が重すぎて、実用的ではない。 USB2.0に2TB_HDDの問題かも知れないが、MPDクライオアント側で音楽ファイルの更新をしても、なかなか終わらずイライラが募る。 CPUの機能限界と思われ、NASとしての使用は諦めた。 音楽ファイルを保存したUSBメモリを差し込んで軽く使用することをお勧めする。 また、無線LANも、CPUに余計な負荷を掛けない為に、無理に使用せず、固定で使用するならばLANケーブルでの使用をお勧めする。 本機は外付けアンプに同色に仕上げた6BGB6シングルアンプを繋ぎ、シャックで聴いている。 追記 2017年にJN1NDK局からBananaPiを頂いたのを機にOSをVolumio2に入れ替えてた。 BananaのHDDにリッピングした音楽ファイルをNASとしてネットワーク共有させ、本機はルームに置き、クライアントとして使用している。 VOLUMIO2にして、まだ不安定なところも有る。 ・NASの音楽データの更新をすると、固まってしまう。 ・ブラウザから音量調整すると、音量スライダーが勝手に上下してしまう。 仕方なく音量調整は、アンプを直接コントロールか、スマホアプリのDorio_mpdを使ってコントロールしている。 ・ブラウザなので仕方が無い事だが、頻繁なPlay/Stop、選曲などを行うとレスポンスの悪さが気になる。 ・再生時間の表示がかなりずれて表示される。 現状はブラウザからは専らWebラジオの選局のみに使用している。 しかし、悪いことだけではない。 DHCP環境があれば、殆どインストール後、即音が出せる。 全て日本で聴けるわけではないようだが、デフォルトで世界各局の沢山のWebラジオ局が選択可能である。 RasPi内蔵音源を使えば、単体で音が出せるので、WebRadio BGM専用機と割り切った使い方をすれば、 かなり有用と思われる。
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