発行:2015/6/19

AMラジオ用アンテナの製作

AMラジオで遠距離放送を聴こう

序論

夕方から放送される各地の地元向けニュース番組を本宅(東京)で聞きたくなり、簡単なAMラジオ用のアンテナを作りました。

以前にHam Fairで買ったJUNK部品で、大型フェライトバーを使用しました。

一般的なAMラジオ内蔵品とは異なりかなり大きな物です。

コイルは途中いくつかのタップを作りながら適当に巻いて、同調するポイントを確認します。

バリコンはラジカセチューナから外したポリバリで、AMOSC用ステージを使用します。

ポリバリの軸にツマミを取り付ける為RS232Cのコネクタ取付け用の六角ナットのネジ径が丁度合うのでこれを軸としてツマミを取り付けます。

バーアンテナを格納するのに丁度良い入れ物が見つからず、キャンドゥーで自転車用空気入れを使い収めました。

ポリバリは、筒に入らなかったので、別ケースに収めます。

チューブとのジョイントネジを利用して、空気の通り穴にコイルからのエナメル線を通して、バリコンの入るケースを取り付けます。

バーアンテナが筒の中で遊んでしまうので、ボロ布を適当に切って、フェライトバーの左右に巻き付け、筒に入れます。

尚、エナメル線の巻き数は実際に使用するフェライトバーとの関係で調整が必要であり、最初は長めに巻き、巻き残したリードも長めにしておいた方が良いでしょう。

実際に同調する周波数をを確認しながら調整する必要があります。

 

組み立て

 

1.ストッパーのネジを緩めて中身を外す

 

 


2.先端部を無理やり廻して外し、ストッパーを外す

3.筐体となる筒をバーアンテナの寸法より長めにカットする。

4.チューブへ繋ぐパイプの雄側ネジを金ノコで切り取り、

切り取ったネジの空気穴を使ってバーアンテナ線を通す。

 

ポリバリ固定

するゴムスペーサー

 

0.3Φエナメル線を巻く

、ボロ布を巻き付け、筒に入れる

パイプの雄側ネジでケースを固定

金ノコで切り取ったネジ穴にエナメル線を通す。

バリコンとエナメル線を半田付けする

左はラジカセチューナ基板で作った自作PLLラジオ

 

使い方

バーアンテナノ付いたAMラジオであれは何でもOKです。

実験ではラジカセから外したPLLラジオチューナ基板に自作PICマイコンとLCDを取付けた自作AM/FMラジオを使いました。

バーアンテナ平衡して置き、実際の放送電波が最大になるよう、バリコンを調整するだけです。

チューナー側との方向と距離は、実際に聞きながら最良なポイントを探ります。

 

使用感想

昼間でも、自宅(東京都立川市)で、甲府、静岡、茨城の放送が聞こえます。夕方から、夜間は日本全国の放送波が

良く聞こえるようになりました。

アンプも電池も無い唯の同調回路ですが、バンドパスとしてノイズが大幅にカットされ、ノイズの中から放送が浮かび上がって来ます。

 

 

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